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君の欠片   C-side 5

2009年11月22日 23:37

相変わらずだらだらと・・・。
だらだらとお贈りしております(笑)
カガリ視点です。


















紺色の髪、長さ、近づくとわかるきれいな緑色の瞳。姿勢の良さ。
テニスコートの出入り口のフェンス付近にいて、彼は携帯を見ていて。
キラにでもメールするつもりだったのだろうか。

カガリ自身の感想は一つだ。



うわー本物だ!ぜんぜん変わってない!













「おいっおまえ!」

・・・昔、出会ったときとあまり変わらない呼び方で彼をカガリは振り向かせた。
腹筋は怠った事が無いので声は昔から大きいし。
さっきまでうじうじしていたのにそんな反省もきれいに吹き飛んだカガリは嬉しくて、その気持ちそのままにアスランを呼びかけたのだ。
少しは違う人かもとか思ったり、かっこよくなったとか思えばいいのだが、カガリはかもし出す雰囲気が変わらなくて嬉しくてとても喜んだのである。
どうして変わってないと思えるのかそのあたりがフレイからブツブツと言われてしまうのだが。


「アスラン、アスラン・ザラだろ!!」

ずっと呼びたかった名前を呼ぶ。
初めて会ったときは嫌悪感ばかり示されたが、今度はそれは無くて物凄く驚いた表情をされた。
流石にあの頃より身長もずっと伸びていたし、今は夏休みだし、いるとは思わなかったのだろう。


「か、・・カガリ?」
「正解だ!」

久し振りだなとつけ加えてもまだ彼は動揺している。
名前を覚えていてくれて嬉しかった。
金の髪は母親譲りだが、それも覚えやすかったかな?
・・・・とにかくそれだけで有頂天になった。
でも、自分は今すぐに彼を誘うことは出来ない状態である。
ユニフォーム姿だし、汗でベタベタだ。
多少の強引さは目をつぶってもらっても、今日は一緒に帰りたかった。


「ちょっと待っててくれ、10分で行くから!」

とにかく話がしたくて時間まで勝手に決めてしまう。果たして自分はそれで間に合うのかどうかもわからないのに・・。でも待たせたら帰っちゃうかもとか・・焦る気持ちでそんな数字になる。
相手が拒否しないだろう前提なのは、初めて会った時と態度が違うし、名前を覚えていてくれた勇気。
キラにはもちろんかなわないけど一応自分も幼馴染の枠に入るだろうか、それなら少しぐらい話をしてくれるだろうと甘く踏んで・・・。


内面はともかく影ながらでは評された押し付けがましく感じさせない誘い方でカガリはまたテニスコートに戻る。

返事はいらなかったし、帰っちゃったら帰ったで残念ではあるけど仕方が無いと思えるし・・・だけど、「あ、ああ」と動揺しているのをまったく隠せてないけれど、アスランは返事を返してくれた。
片耳にしっかり入ってきた返事にカガリは舞い上がりまくった。







ざーーーっっとシャワーを浴びる。
フレイが場所取りしていてくれてすぐに入れた。
持つべきものはほんとに友達だと思って、口にしたら、明日宇治金時奢ってねといわれて・・・・そういうのは好意でやってくれるから美しいんじゃないのかよ!と叫んでみる。
世の中甘くないわよ、というフレイに更にオプションで香水まで置いてこうとするのでそれは断固拒否。
アイツそういうの嫌いそうだし。

同じテニス部員のアサギ先輩からはカガリてば面食い?だったんだとかシャワー室からがんがん質問されるが、答えている暇はありません!と返答したら、生意気だから明日校庭10週ねとかジュリ先輩もマユラ先輩言ってきて・・・口々に言われて・・・後輩イジメだ~~と嘆けば「あんたなら10週ぐらい朝飯前でしょ」と・・・なかなかに楽しく騒がしい。

シャワー室をでて、一気に身体を拭いてスポーツバックの中から下着を取り出して取り付けてタオルをしまいこみ、ロッカーに入っている制服を着る。
髪はばさばさと拭いていつもは入れない櫛を入れる。
後は夏の暑さが乾かしてくれるだろう。



そしてカガリは部員達の協力のもと、ぴったり十分でアスランのところに戻った。










「おまたせ!」

元気よくカガリはアスランのところに戻った。
あっ、っとカガリは少し焦った。じっとり汗をかいているアスランに気づく。
「ごめん、日陰で待っててもらえば良かったな。」
「いや、着替え・・って十分で来れないかも・・とも思っていたから、時間が来たら日陰に移動しようと思ってたよ。」
時間はもうすぐ午後1時になろうとしている。日差しも高いうえ、気温も最高潮だ。
カガリ的には・・、日陰でまっててくれようとした気持ちが嬉しい上、多少なり好意を持っててくれているのかなと期待できて・・。
またも浮かれそうになるが、押し込める。

「待たせてしまったお詫びに何か奢るけど何を飲む?」

立ち話もなんだから歩き出す。
門の外に出て小さい商店があるのでそこで飲み物もアイスも買える。
「いいよ、気にしなくて、でも流石に暑いから何か買うけど。」
「お奨めはアボガドドリアンジュースだぞ。」
「そんなのは飲みません。」
すかさずアスランが返してくる。

くすりと、お互いに笑いあった。
なんだかいつもクラスで会っていて話しているみたいで。

ホントに変わらないかも。嬉しいな。

「それで、いつ戻ってきたんだ?」
「・・?キラから聞いてなかったのか?」
「いや、せっかくだからお前から直接聞こうと思って、勿体つけてた。」
「なんだそれは。」
「えー、そんなものだと思ってくれ」
「・・・1週間前だよ。事務所兼だから整理に凄く時間かかったし、多方面に挨拶に行っていたから学校の手続きが一番後回しになってしまった。」
「挨拶・・・?親戚とか?」
「いや、会社を設立したからその申請を含めて挨拶とか。」
あ、そういえばキラがそんなことを言っていた気がする・・・。
ほんとにキラが会社の代表なんかやれるのかよとか言いながら話した気もする・・・。
それは単に幼馴染視線なだけで、ほんとはずっと頼りになることも知っているけど。
「・・・キラとこそこそやってるやつ?!」
にやり笑って、茶化してみる。
「こそこそとはなんだ。」
「だって相変わらずインドアなんだもん。」
「失敬な、あ、カガリも一緒にやらないか?誘うつもりでいたんだけど。」
え、なんで?なんで私?とかだってぜんぜん喋っていないのになんでそんな確定事項なんだろうか。
とにかく、流石にキラとアスランのレベルで何かできる自信は無い。二人が関わるならそれはそれは国家レベルの開発だろうと、かなり予想は付く。
「だめだめ!キラと組んでるなら理系だろ?嫌いじゃないけど理系はそこまで強くないし、私は法律事務所を継ぐんだから!」
「法律事務所・・・?」
アスランは何か思い当たる表情をして、考える仕草をする。
「・・・カガリの家の法律事務所ってアスハ法律事務所?。」
「?そうだけど、何で知っているんだ?」
「会った時グローブ取りに戻ったろ?。・・だから・・・法律関係を聞きに行ってみたんだ。実は。一昨日提携しに行ってるんだけど・・?」
「ええええええ?!」
うちの社員は先にアスランに会ってるという事か!?
「商店街の方だよな、いまお父様はもう一個の事務所のほうによく行くからそっちはキサカにまかせっきりで行ってないし・・報告受けただけかな?」
晩御飯時には何も言ってなかった気がする・・・。
「今度俺も聞いてみるよ。」
「私も聞いてみる。・・・あ、そっか。」


「カガリだ、カガリ・ユラ・アスハだ。」


アスハ、と言う名前にすぐにピンと来なかったのはきっと自分が苗字の方を伝えてなかったんだろう。
その事に気づいて手を差しだした。

「俺のことはあの時呼んでたけど・・・アスラン・ザラだ。あの時は酷い態度とってすまなかった。」
握手してくれる。あの時握った頃より大きくてごつごつしている。
男の人の手のひら。
意識しそうになって、まずいまずいごまかさなければと思う。
「しょうがないだろ?見知らぬ転校生に声をかけられればさ。」
「しかも少年野球帰り。・・・ずっと男子だと思っていたよ。」




・・・・・。



は・・?



「え、もしかして、今の今まで?!」


まさかと思って、確認する。
はっきりきいておかないと気がすまないのは悪い癖かも。

でもその台詞は相当焦る。










・・・・あ、相当、バツの悪そうな顔をしてやがる。

しっかり返事しろよ、馬鹿やろーーーっっ。









覚えていてくれて、そして嬉しそうにしてくれて、会社にも誘ってくれて。
だから、ちょっとでも

『もしかして』なんて期待してたけど。




・・・・・なんかそれって、友達としてって事だったんだ。












・・・振り出しにもどったわけだけど、

自分に勝算あるかなと改めて考えてしまう。

夏休みが終わって、学校に行き始めたら女子がほおって置かないだろう。

その中で自分は戦っていけるのだろうか・・。








・・・。

・・・いや、

それはいいや。







自分は今日、決着つけるつもりでいるのだから。













*******

ひたすらオトコマエなカガリですみません・・・・。

明るいなーと自分は書いてて楽しすぎます・・・・・・。。


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