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君の欠片   C-side 3

2009年11月06日 00:39

なかなか漫画のところまで行かないなあ。

でも3人で喋っているところを書くのは楽しい~。



結構男らしいカガリですが、やはりアスランの事になると様子が違うようです・・。








「なーによぅ戻ってきているなら、ちゃっちゃっと会ってきなさいよ!」


学園の校庭横、校庭の中でも立地のいいところにテニスコートはある。
部室等からも一番近い。

テニスコートにフレイの高い声が響く。
普通の夏休み練習の定刻時刻にやってきているフレイは、カガリにタオルを渡す。
カガリは汗をぐっしょり水を被ったようにかいていて、おそらく始発で来て練習しているのだろう。
この、もう初夏と呼べない季節になり・・もう気温だけは28度まで上がっている。

「・・・・簡単に言ってくれるよな・・」

藪から棒なフレイの言葉に爽やかな朝の空気に似合わない仏頂面をしながらカガリは言い返した。

たしかに戻ってきているらしく・・・キラに教わってから数日は経っているのだ。
なにも連絡が無いのは優先順位が低い・・からで。
そして連絡がとる気があるなら、キラに直接言ってくるだろうし、キラも教えてくれるはずだ。

・・・それはそうだ。
だって、子供だったし、・・・たった数時間を一緒に過ごしただけだし。

人見知りなヤツだったし。




―――くっっと唇を噛んだ。










・・・・・。

・・ふと我に返って。

展開予想と言い訳を探しながら、駄目だ弱気になったらだめだ!と思い、カガリがじたばたしている。

・・・・そこにキラが自分には秘密ごとは無いと思っているカガリの落ち度。
ほんとはキラに直接アスランはカガリのことを聞いてきたし、その時のアスランの言葉に感じた会いたいという感情をカガリに伝えきっていない。

カガリ自身・・・なんですぐに動かないのかと思うと、やはり怖気づいているようで。
こんなふうに朝錬で特訓してごまかしている。
もうすぐ来る恋の決着に・・。



「何?キラが言っていたこと気にしているの?」
「・・・・」
振られたら泣きに来ていいよって言葉を。
着替えが終わったミリアリアも混ざってきて核心を突いてくる。
相変わらず容赦のないありがたい友人達だ。
だが、自分の心がまったく整理されていないときほど否定したくなる。
「いや・・そうじゃないけど。」
そんなこともなく、どうしようもなくそのことなのだが。
しかも感の良さはキラは天下一品だと思う。だから・・・、だから・・その可能性は大きくて、考えるだけで辛かった。
「思いっきり、アスラン君に好きな人いたらどうしようって顔に書いてあるわね~。」
「え、っちょっっフレイ!、そんなはず無いだろ!!!」
「こんなカガリが見れるようになるとはね。」
「失敗したら、お疲れ様会してあげるわ。」
フレイとミリアリアが調子をあわせてからかいにくる。
「余計なお世話だ!!!!」


きゃわきゃわ騒いでいると、先輩の号令がかかる。


夏錬の始まり。



もうすぐ始まる夏の恋。






・・・。

・・・集まる時、ミリアリアがカガリのほうを振り向く。
どうしたんだ?早くしないと・・と続けるミリアリアがカガリの言葉を止める。


「大丈夫よ」


「キラは、会わないほうがいいんじゃない?とは言わなかったでしょ。」



キラとずっと同じクラスだったミリアリアならではの言葉は重みがある。
心の天秤がマイナス方向に傾いていたのに、重みの分、高さが同じになる気がした。



「・・・うん、ありがとな。」







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