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ボツにした話(7)

2009年09月29日 11:34

 こんにちわ。秋山奎碁です。ボツにした話も最後になりました。こんな駄文にココまでお付き合い頂きありがとうございました。

 
<最後の基本情報>
・一応ハピエンです。ご納得いただけるかどうかは別問題
・最後までくどいようですがこの話はギャグです。



 それでもよろしい方は続きからドウゾ。
「き…聞けることとそうでないことがある………」



 カガリは緊張に包まれながらアスランを睨んだ。

「いや、ぜひとも聞いて貰うよ。簡単なことだ。君が俺のものになればいい」



 衝撃が走った!

「……なっ!!!」





 顔を真っ赤にさせて口をぱくぱくしているものの、それ以上言葉にならないカガリを無視してアスランは話を進める。


「キラとは性格は合ったけど男だったから恋愛対象じゃなかった。けど、今俺の目の前にはアイツの双子のきょうだいで、しかも女の子がいる。だったら、諦める理由はないさ」

 強引とも取れるアスランの言葉に、カガリの顔色はまるで熟れたトマトさながらだ。



「せっかくのチャンス、本気で君を手に入れるよ。この条件を呑まない限りこのプランには協力できない。いい話じゃないか?全て辻褄が合わせられて、しかもコーディネイターとナチュラルの融和の象徴にもなる」

 どうだ?と迫るアスランの表情から察するに、拒否権はなかった。



「ひ…一目惚れで婚約って……そんなこと………」

 カガリの頭からはあからさまに湯気が立ち上っている。


「あっても不思議じゃないんじゃないかな?君たちのプランをこの条件で修正させて貰う」





 カガリが真っ赤になっておたおたしている間にアスランはてきぱきと主導権を握り、目の前の書類を訂正し完成させた。


「これから宜しく。カガリ」



 あの親にしてこの子あり。どうやら出方は違うものの親子共に肉食系だったようで。アスランはニコニコしたままサインされた書類を持ってカガリとキサカを見送った。





「これから政治の仕事だろう?頑張って。キサカさん、私の婚約者をどうぞ宜しくお願いします」
「畏まりました」

 正論で説得されたキサカを味方につけたアスランは、コソッとカガリに耳打ちする。


「仕事が終わったら迎えに行くから」





 そしてその夜、オーブ代表首長としてプラントの有力者との面会を無事終えたカガリは、迎えに来たアスランによって見事に拉致られ……………その日のうちに美味し~く美味し~~~く頂かれてしまったらしい。








 そうして1ヶ月後、世界をも巻き込んだ話は事後承諾という形で明るみになった。



<プラント最高評議会副議長子息アスラン・ザラ、オーブ首長国連合代表首長カガリ・ユラ・アスハ及びその妹と婚約!>

<ラクス・クラインは歌手とボランティア活動に専念する為、婚約を解消!>



 というニュースをラクスとお茶を飲みながらキラは呆れ顔で眺めていた。


「いっくら第一、第二世代コーディネイターのみで重婚が可能になったと言ってもさ、コレは酷いよね…」
「キラのIDの偽造がですか?」


「国家公認で僕が二人いることになってるっていうのはさ、なんか釈然としないわけ。しかもこんなドッキリなんてアスランも質が悪いよ」



 そう。世界にはキラ・ヤマトが二人いることになっている。無論ID自体はオーブの発行したもので本物だが、女の子のキラは実際には存在しない。けれどラクスはそんな微妙な感情をどうでもいいと言う。書類上はどうであれ、事実こそが大事なのだと。


「でもカガリさんは幸せそうなのですから、良いではありませんか?いずれアスランの子どもを産めば、誰も気にしなくなりますし。それに……」

「……ぅん?」



「私の側にはずっとキラがいてくれるのでしょう?アスランには遅れを取りましたけど、キラも早く手を出してくださいな」





 あまりに自然なラクスのセリフを漫然と受け流しそうになって、慌ててその言葉の中身を解釈したキラはズルッとソファから転んでしまった。


(終)
 本当にココまで忍耐強くお付き合い頂き、大変ありがとうございました。ボツばなはコレにて終了となります。


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