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ボツにした話(6)

2009年09月25日 15:20

 1週間ぶりですこんにちわ。秋山奎碁です。

 えー、本当にボツにした話もクライマックスが見えて参りました。次の更新分で最終回ですから(良いんだ短くて)



<今回の基本情報>
・やっとこカガリとアスランが対面します。
・パトリックは蚊帳の外です。パティファンの方(いらっしゃれば)ほんのりゴメンナサイ。
・シリアスちっくですがこの話はギャグです。

 それでもよろしい方は続きからドウゾ。
 ザラ家の応接室でパトリックに捕まって色々と当たり障りのない話をしている間に、件のアスランが帰ってきた。パトリックがすぐに来させるように呼んだこともあり、応接室にアスランが入ってくる………なり彼は父親に向かいズンズンと詰め寄りながら怒鳴った。



「父上!これはどういう事ですか!説明してください!」

「客人の前で失礼だぞ」


「失礼なのは父上ではありませんか!なにがどうなって、キラとの婚約になるんです!?第一アイツは…「アスラン!キラさんの前でそんなことを言うんじゃない!」

 アスランの驚く声とともにその場はぎこちないほどの沈黙に包まれた。おそるおそるアスランは後ろを振り返る。



 ギギギギ……と機械の軋んだような音が聞こえたような気がした。



「…え………!?キ……………ぇ…?????」


 アスランには判る。そこにいる彼女がキラでないことぐらい。それはそうだろう。幼馴染みとして長いつきあいだったキラは男の子なのだから。そんなアスランの動揺を無視してパトリックは独りで話を進めた。








「お互い初めまして、ではないな。実は事前に了承を貰って先に届けも出してある。久しぶりに会った幼馴染みなんだ、二人で将来のことをゆっくり話すと良いだろう」


「ちょっ…!父上!!!」

「キラさん、あなたも知っての通りアスランは少し強情なところもあるが優しい子だ。私はあなたにこそアスランの子どもをと考えている」


「………………………」



 そしてパトリックはかかってきた携帯電話の呼び出しに答え、そのまま最高評議会ビルにとんぼ返りした。








 残されたのはカガリとキサカ、そして混乱したままのアスランだった。



「すまないな。この策を考えたのはここにいるキサカだが、前日に顔を真っ青にさせて縋ってきたのはキラだ」


「き………君、は?」

 カガリはかぶっていたカツラを脱ぎ、本来の見事な金髪をさらけ出した。



「オーブの、カガリ・ユラ・アスハ。キラの姉だ。ここにいるのは側近のレドニル・キサカ。まぁ国の事情で仕事の予定もあったし、こっちはこっちで大変そうだから助け船に来た」


「……そりゃ、どうも…」





「まぁ、ザラ副議長も出かけられたことだし、話がややこしくなることもないだろう?お前、これからどうするんだ?困っているなら我々のプランを聞いてからにしないか?」


「………プラン?」

「ああ。お父上の目も誤魔化せて、個人的お家事情から政治上の平和まで確保できる策がある。無論お前にもちょっとだけ協力して貰わねばならないが…」


 どうだ?聞くか?と上から目線で言われてカチンときたものの、アスランにもこれといって良い案があるわけでもなく。結局カガリ達の話を一通り聞き、そして納得した。





「なるほど、大体のプランは判った。悪い案とは思えないし、まぁ現状ではこれしかないだろうな。ただ、お前達のプランに一つ、修正を加えるのなら全面協力する」


 にやりと笑ったアスランの冗談を許さない表情に、その場に緊張が走った。


(つづく)


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