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ボツにした話(5)

2009年09月18日 09:03

 お早うございます。秋山奎碁です。

 やっとこボツにした話も後半にさしかかってきました。お付き合い頂いている方、どうもありがとうございますw


<今回の基本情報>
・ついにザラ家のシャトルが動き出します。
・パトリックは相変わらず無自覚のまま暴走中です。
・双子の利点を最大限悪用しています^^キサカさんも。
・カガリ出てきます。
・くどいようですがこの話はギャグです。


 以上でもよろしければ続きからドウゾ。少しでもお楽しみ頂ければ幸いです。
 果たしてキラの目論見は半分成功した。まっすぐにカガリに言っても通用しないと考えた彼はまず外堀から埋めていく作戦を採り……………見事に成功した。



 表向きはプラントへの親善外交。


 いや、確かに1週間ではなく10日の間にちゃんとソッチの仕事もするのだがそれはオーブ政府の内輪の話。

 とりあえずパトリックのアラ・フォーde初孫計画は当然ぶっ潰すとして、その場さえ取り繕えば何とか誤魔化せると考えたキサカの策略だ。


 何せ相手はプラントの最高評議会副議長。話がいくらバカげていると知っても、おろそかにして良い相手ではない。下手をすれば外交関係が動く。パトリックが直々に用意したシャトルに乗って、キサカとカガリはプラントに発った。








「とんでもない話になったもんだな…」

 変装したカガリが小声でそっとため息を付く。


「プラントの政治が動いたのです。ある程度の影響は我が国としても仕方のないことでしょう」
 そう。オーブ国内には数多くのコーディネイターが共存している。


「それにしても無茶苦茶だぞ!キラのヤツ…」

「とにかくキラさまとしてザラ副議長に紹介されれば、その場は取り繕えます。大丈夫、副議長はキラさまを女性だと勘違いしているようなので、髪と瞳の色さえ誤魔化せたらいいんです」


 プラントで新たに成立した法律が、奇しくも役に立ってくれるとキサカは言う。



「弟の幼馴染みだなんて、私は会ったこともないのに…」
「私が巧くフォローいたします」


「~~~とにかく頼むぞ、キサカ」








 そうこうしている間にシャトルはアプリリウス国際宇宙港に着き、迎えの車でザラ家本宅に案内された。応接間で上品な香りのする紅茶を出されたところで、年増の女性に頭を下げられた。

「お待たせして申し訳ありません。副議長はもうすぐこちらに参られます」
「ああ、お気遣い無く」



 果たしてパトリックは間もなくやってきた。職場からまっすぐ向かったのだろう、評議会の制服のままで。

「お待たせして申し訳ないキラさん(中身カガリ)。ああ、ヴィジホンで見るよりも格段にお美しくなられた。息子もさぞかしこの話を気に入ってくれると思うよ。ん?そちらの方は?」


 ギクッと来たカガリに代わり、キサカがつらつらと言い訳を話す。

「彼女の職場の上司でキサカと申します。プラントには仕事の予定もありますので同道させていただきました。お許し下さい」

「ああ、こちらは全然構わないよ。キラさんが息子との婚約を了承してくれればこちらは何の問題もない」


 パトリックは人物が入れ替わっていることに気付くことなく、キサカから目を離して雑談に入る。





「失礼ですが、いま、お勤めはどちらに?」


「ぇと…行政府で………その、なんというか、政治の手伝いを………」

 まるっきりウソではない。それをパトリックは上手に解釈してくれた。


「なるほど、政治家の秘書をなさっているのか。息子もいずれこちらで政治に携わることになる。これは何と心強い」



「ま…まぁ、そんなところで、す…」


 まさか自分がオーブの代表首長をしているとは………口が裂けても言えなかった。


(つづく)


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