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ボツにした話(3)

2009年09月11日 10:14

 こんにちわ、秋山奎碁です。
 今回はボツばな第3話になります。ワープロ上での編集が終了して、話がやっと見えました。全7話構成になります。


<今回の基本情報>
・パティ……………大暴走、の回です。
・え?ココはACオンリーサイトじゃなかったの!?コラ、と言う方にも最終的にご安心頂けるラストにしていますので、今回は紆余曲折の通過点とご理解下さい(ペッコペコ)


 以上でもよろしければ続きからドウゾ。
 あれから早2ヶ月。その2ヶ月間はやけに静かで、アスランに底知れない恐怖を味合わせていた。


 あれだけ時間があれば孫の顔孫の顔と夏の蝉のように繰り返していた父が、この2ヶ月間というものほとんどといってアスランとコンタクトを取ってこない。だからといってアスランが今の父に出来ることなど限られているのだが。

 まぁ、事実諫言したところであの父が息子の言い分に耳を傾けることなどあり得ないことは判りきっている。







 アスランが手を出せない時間を、パトリックは実に有効に活用していた。


 その日パトリックは久しぶりにヴィジホンの前に立って通信を始めた。相手は息子ではなかった。しばらく時間がかかってやっと脳裏に描いていた人物の姿がディスプレイに映し出される。



「お久しぶりです、ご無沙汰をして申し訳ないヤマト夫人」

 パトリックのかけた相手は、オーブにいるヤマト家だった。目の前で頭を下げるカリダは滅多に見ることのないパトリック・ザラの姿にひたすら恐縮している。



「ご息災そうで何よりです。キラさんとも長くお会いしていないが、お元気だろうか?」
「ええ、オーブに帰ってからも相変わらずですわ。時々はアスラン君とも連絡を取っているのではないですか?」

 アスランとキラはコペルニクスにいたときに会っている。パトリックも、たまにではあるがコペルニクスにあった家に顔を出したこともあった。



「あいにく私は仕事の都合でなかなか自宅に帰れないものですから……」
「あ、そうでしたわね。申し訳ありません」

「いえいえ、お気になさらずに。それで、今キラさんはご自宅にいらっしゃいますかな?」

「え?ええ、キラならいますけど…?」


 滅多に顔も合わせることの無かった組み合わせに、カリダは少し困惑気味だった。けれど、替わって欲しいと言われたら替わらないわけにはいかない。カリダはすぐに自室にいるキラを呼んでヴィジホンを替わった。

「キラ?粗相の無いようにね」
「あ…うん……。あれ、出かけるの?」

「ちょっとお夕飯の買い物に。ついでに留守番もお願いするわね」


 カリダの言葉を遠くに聞きながらキラは改めて、ディスプレイに対峙した。







「久しぶりだね。見違えたよ」

「あ………どう、も…」


「私は仕事で忙しく、なかなか自宅に帰れないから判らないのだが、アスランとは今でも仲良くしてくれているのかな?」

 キラも不思議なことを聞くとは思いながらパトリックの話に耳を傾けた。


「え?アスランですか?ええ、今でも仲良くしてます」


「愚息だがアイツのことをどう思うかね?」

 キラには理解できないパトリックの不思議な話は続く。

「アスランはしっかりしてて、ちゃんと分別もあって素敵な人だと思いますよ。あ、でもラクスさんが今オーブに来ているから、少し寂しがっているかも知れないですね」



「キラさん、たってのお願いがある。確かにラクス嬢と離れて寂しいのだろう。だからプラントに来て息子を慰めてはもらえないだろうか?いや、これだけ綺麗になったあなたになら息子もすぐに心を許すだろう」


(つづく)


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